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2019.3.29

通りのにぎわいを一緒に作るクリエイターたちの話

こんにちは!NHI(next hero ishinomaki)編集部のマキです。

最近、石巻のまちなかで気になる通りがあるんです。その名も「富貴丁通り」。カフェや服屋さんや雑貨屋さんなどの個性的なお店が集っているストリート。

この前、通りを歩いていたら、道端に置かれたたくさんのキャンドルに火が灯っていたんです。同じように歩いていた通りすがりの若い人や、近所の人が足を止めて、その光景を眺めていて。隣にいたおじいさんもまじまじとキャンドルに灯った火を見つめた後に「いいね」と言葉をかけていて、とても温かい気持ちになりました。

話を聞くと、通りのお店である古家具・古道具のお店「月日工作舎」さんと「cafe蓮」さん、仙台を中心に活動されているキャンドルアーティスト「KEITA CANDLE」さんがコラボをしてイベントを開催していたようです。

日中はジェルキャンドルワークショップ作りを体験できて、夜はcafeでキャンドルナイトを楽しめる企画。一店舗だけでなく、通りで一緒にイベントを作り上げているところに、とてもワクワクしました。

「月日工作舎」店主の山内健嗣 さんとKEITA CANDLEさんは、マルシェイベントで出会って意気投合されたそうです。KEITA CANDLEさんは、東京で洋服屋、帽子屋の販売営業の仕事を経て、現在は母校である仙台のファッション専門学校で副担任として働かれています。

そんなお二人にお話を聞いてみました。

ーどうして、お店でワークショップを開こうと考えたんですか?

山内)お店に自分とは違う感覚を入れてみたかったんですよね。異業種のコラボで、お互いの創作活動に刺激になれば良いなと。単純に面白そうという理由もあります。なので、いろんな人に声をかけさせて頂いてます。ワークショップに来て頂いた方にも好評なので、続けて行きたいなと思っています。

ーどんな感想が多いですか。

山内)石巻ではあまりないイベントですよね、とか。あとは、お店に来店するきっかけになっているみたいですね。普段気になっていたけれど、お店に入れなかった人が、ワークショップをきっかけにお店に来てくださったりとか。

KEITA) 山内さんのお店の前でキャンドルが灯っているのをSNSで見て、行ってみたいという声が多いですね。仕事などで東京に行った際は、「山内さんのお店のイベントは良いね」とキャンドル仲間から言われますよ。なかなか都会にはない空間だと思うんですよ。向かいのcafe蓮さんもそうですが、ただ古い訳ではない、佇まいというか、絶妙なバランスですね。仙台市内でも、山内さんのお店が気になっている人が結構います。

ーKEITAさんは石巻でイベントを開催してみてどうでしたか?

KEITA) 時間が止まっているような感覚があります。ふっと気がゆるんで、リセットできる場というか。仙台である程度過ごすと、山内さんのお店でキャンドルしたいなと思うんです。

ー今後もイベントを通りで開催される予定はありますか?例えばマルシェのような。

山内)お向かいさんのcafe蓮さんとマルシェをやってみたいと話していますね。いずれ開催できたらなと思っています。通りを歩いてくれる人が増えたら楽しいだろうなと。

どこか異世界のような雰囲気を漂わせながらも、温もりを感じさせる二人。手作りへの想いはお店の外へと飛び出して、通りにあふれていました。石巻のまちなかには、新しい建物も少しずつ増えてきましたが、古い建物もまだまだ残っています。そして今回の企画のように、時間を積み重ねたものに価値を感じ、自分たちの手で作る人たちがいます。新しいだけではない魅力が、小さな通りから少しずつ芽生え始めています。

以上、NHI編集部マキによる、まちなかレポートでした!


「富貴丁通り」に関わるヒーロー


山内 健嗣
Yamauchi Takeshi

古家具と雑貨「月日工作舎」店主

宮城県仙台市生まれ。古道具や古材など、あらゆるモノを利用して家具や雑貨を制作する工作人。イベント装飾やオーダー家具雑貨製作なども展開しながら、街と人とモノの心地いい循環を作り出している。

もっと山内さんのことを知りたい方はこちらから